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アダム・フィッシャー & ハイドン・フィルハーモニー・ファンクラブ・ニュースレター「バラートム」とはハンガリー語で「私の友達」という意味です1999年2月1日 − 第22号
フィッシャーさん、デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタの常任指揮者に就任!
デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタはデンマーク放送に属する室内オーケストラで、デンマークの音楽界では中心的な役割を果たしています。デンマーク一のモーツアルト・オーケストラとも呼ばれ、ウイーン古典派のレパートリーに特に力を入れています。また、デンマークの作曲家の作品や、現代音楽も積極的に取り上げ、レコーディングを行っています。毎年夏には大規模な野外コンサートを行い、92年にはハヴァロッティとカレーラス、93年にはドミンゴとも共演しています。 オーケストラのメンバーは総勢54人。大き目の室内オーケストラで、厚みのある表現が可能です。ハイドン、モーツアルト、ベートーベンといったウイーン古典派を得意とするフィッシャーさんとも相性が良く、既に数回のコンサートやラジオ放送用のレコーディングで共演しています。今後フィッシャーさんは常任指揮者として、年間4回の公演を企画、演奏するとともに、オーケストラの人事などにも関与することになります。ただし、ハイドンフィルハーモニーおよび、インターナショナル・ハイドンターゲの音楽監督は、従来通り続ける予定です。 このニュースは1月10日の演奏会当日にデンマーク国内に公式発表されました。常任指揮者としてのお披露目公演は、3月の故郷ブダペストの春の音楽祭への凱旋公演で、その後5月のモーツアルト・ウイークエンドから本格的にデンマークで活動を開始します。 ニュースレターの先頭に戻る
アダム・フィッシャー独占インタビュー−おめでとうございます。どういう経緯で、デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタの常任指揮者を引き受けることになったのですか。フィッシャー(以下AF)「ラジオ・シンフォニエッタとは97〜98シーズンに初めて共演しました。私自身とても気に入ったので、ブダペスト春の音楽祭への出演を働きかけました。昨年の9月のハイドンターゲ後に再び客演した際に、オーケストラから、ウイーン古典派のレパートリーを充実させたいので、是非常任指揮者になって欲しいと打診されました。その他の仕事とのバランスを考えたところ、フルタイムではなく負担も軽いので受諾しました。」 −カッセル歌劇場辞任以来、複数のオーケストラ、歌劇場からいろいろなポストを要請されたと聞いていますが、なぜデンマーク・ラジオ・シンフォニエッタを受諾したのですか。 AF「ハンブルグの学校に通っていた二人の子供たちが卒業し、妻のドリスと旅行ができるようになったことが挙げられます。教育の問題が無いので、ハンブルグから移ることも可能ですから。また、過去6年間の客演活動は満足できるものでしたが、客演指揮者ではできないこともあります。今後は特定のオーケストラともつながりを持ち、いままではできなかったことにも挑戦していきたいと思っています。」 −このオーケストラは、どんな特徴をもっていまか。 AF「メンバーは全部で54人の室内オーケストラで、ハイドン・モーツアルト・ベートーベン・シューベルトなど、18世紀の作品を主なレパートリーにしています。」 −デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタはデンマークの作曲家の作品や、現代音楽も取り上げているようですが。 AF「デンマークには良い作曲家が多いですから、18世紀の作曲家の作品は取り上げたいと思います。現代音楽に関しては、今のところ予定はありません。」 −デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタとハイドンフィルとの違いは何ですか。 AF「デンマーク・ラジオ・シンフォニエッタはやはりデンマークのオーケストラですから、オーストリア・ハンガリーの伝統の中で育ったハイドンフィルとは、根本的にスタイルが異なります。確かにラジオ・シンフォニエッタもウイーン古典派を重視していますが、デンマーク・スタイルで、本物とは言えないところがあります。だからこそオーケストラは、ウイーン古典派を重要なレパートリーにしている私に、常任指揮者を依頼したのだと思います。私としては、このオーケストラを通じて、デンマークにおけるウイーン古典派作品の演奏を確立したいと思います。」 −ファンにとっては、ハイドンフィルとの関係が弱まるのではないかという心配もあるのですが。 AF「それは全くありません。ハイドンフィルは私が設立したオーケストラですし、メンバーも気心が知れています。ハイドンターゲのレジデント・オーケストラとしての責任を果たすために、今年のハイドンターゲからは積極的に客演指揮者を招待するつもりですが、全公演の9割は私が指揮します。ハイドンフィルとの関係は今まで同様、またはそれ以上に重視するつもりです。」 −それでは、ハンガリー国立響や、チューリッヒオペラなど、世界のオーケストラ、歌劇場への客演活動はどうなりますか。 AF「今後は特定のオーケストラとの共演を増やしたいと考えているので、少しずつ減っていくことは有り得ると思います。」 −どうもありがとうございました。 1949年生まれのフィッシャーさんは今年で50才。指揮者として最も充実している時期です。上記のインタビューからも分かるように、新しい挑戦に意欲満々です。今年1999年はフィッシャーさんにとって、飛躍の年になりそうです。私たちファンも目が離せません。 ニュースレターの先頭に戻る
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編集後記今回は常任指揮者就任のニュースと独占インタビューをお送りしました。このニュースはフィッシャーさん自身から、ファンクラブに連絡していただきました。今後もフィッシャーさんはファンとの繋がりを重視するそうなので、皆さんの質問は大歓迎です。Eメール、手紙などでファンクラブ宛てにお送りください。 次号では、インターナショナル・ハイドンターゲの日程、プログラムなどをレポートする予定です。 ニュースレターの先頭に戻る
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