Bar疸om

アダム・フィッシャー & ハイドン・フィルハーモニー・ファンクラブ
ニュースレター

「バラートム」とはハンガリー語で「私の友達」という意味です

2001年11月1日 − 第33号

bulletバイロイトの英雄、大成功のデビュー公演
bullet活況のインターナショナル・ハイドンターゲ
bulletハイドンフィルハーモニー夏のツアー
bulletバイロイト史上初のクッキング・コンダクター
bulletマンハイム国立劇場、「今年のオペラハウス」第三位に
bullet残念なお知らせ - ニンバスレコード倒産
bulletハイドンフィル Who's who − フェレンツ・バログ(ヴァイオリン)
bullet演奏会情報−2001年11月12月、2002年1月
bullet編集後記

ハイドンフィルハーモニー夏のツアー

 この夏は、ハイドンフィルハーモニーにとっても実り豊かな年となりました。もともとフィッシャーさんが指揮する予定でアテネ、ロンドン、ニューヨークのツアーが企画されていたのですが、バイロイトの関係でフィリップ・アントレモン、ブルーノ・ヴァイル、ヘルムート・リリンクといった名指揮者との共演となりました。特にバッハで有名なドイツの名匠リリンクのオラトリオ「四季」は、フィッシャーさんとは異なり、均一なテンポのうちに音色でアクセントをつけるドイツ的な解釈で、当初オーケストラ側にも多少戸惑いがあったようです。しかしながら、ロンドン、ニューヨークの本番ではオーケストラも本領を発揮し、大好評の演奏会となりました。この作品は世界的にも演奏機会が少なく、今回のニューヨーク公演は、モーストリー・モーツァルト・フェスティバル初演でした。地元ニューヨークのメディアも、ハイドンの描写力を詳細に解説するとともに、ハイドンが実際に生活したアイゼンシュタットの伝統を伝えるハイドンフィルの演奏を褒め称えました。
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バイロイト史上初のクッキング・コンダクター

ただいま調理中今年5月にバイロイトデビューが決まり、準備時間の短かったフィッシャーさんにとって、オーケストラを始め、音楽祭関係者の協力は成功の大きな要因です。そこで感謝の記しとして、8月22日の「ワルキューレ」終演後に従業員カフェテリアにて、フィッシャーさん主催のパーティーが開かれました。もちろん費用はフィッシャーさんが負担し、オリジナルのハンガリアン・グヤーシュスープがメニューです。当日の朝11時から、カフェテリア・スタッフの協力のもと、ソリストやオーケストラは勿論、舞台の裏方やプログラムの販売などを担当するブラウ・メーチヘン(以前は青い服をきていたのでそうよばれる。オーケストラ同様ドイツ中から選ばれた25歳以下の女性。将来のブリュンヒルデを夢見る学生も多い。)も含めた300人分のスープを料理しました。

終演後何回にも渡るカーテンコールから開放されたフィッシャーさんは、着替えるまもなくカフェテリアに直行し、一人一人に自らスープを配って労いました。125年のバイロイト音楽祭の歴史の中でも、スタッフのために自分で料理をしたマエストロは例がありません。パーティーには総監督のウォルフガング・ワーグナー氏も現れ、スープに舌鼓を打ちました。フィッシャーさんは来年もパーティーを考えていて、今からメニューを検討中です。ファンクラブでは、レシピを入手次第ご紹介します。

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マンハイム国立劇場、「今年のオペラハウス」第三位に

オペラの本場ドイツの権威ある雑誌「オペルンヴェルド」誌は、そのイヤーブックの中で、毎年50人の評論家の投票により「今年のxx」を選んでいますが、「今年のオペラハウス」部門の第三位に、フィッシャーさん率いるマンハイム国立劇場が選ばれました。その総評では、「マンハイム国立劇場は、新しい音楽監督アダム・フィッシャーが、最初の年を大成功で終えた。フィッシャーは、伝統のあるワーグナーのみならず、モンティヴェルディからバルトークまでの幅広いレパートリーを作品のスタイルを尊重した質の高い上演を行った。いつも指揮台からの支持が明確で、オーケストラも統制が取れている。アダム・フィッシャーのバイロイトでの大成功も納得できる。」と、理由を述べています。フィッシャーさん自身も「今年の指揮者」部門にノミネートされるなど、ファンのみならず、評論家にも好評のシーズンでした。

 

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残念なお知らせ - ニンバスレコード倒産

フィッシャーさんとハイドン・フィルハーモニーのメイン・レーベルである、イギリスのニンバス・レコードの経営が破綻し、10月23日に正式に清算手続きに入りました。近年のクラシック不況に加えて、9月11日のテロ事件以来、アメリカでのセールスが激減したのが主な理由です。従業員は全員解雇され、現在は管財人の管理下に置かれています。11月5日発売予定だったハイドン交響曲全集第2集もどうなるかは今のところ不明です。

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編集後記

バイロイト、ロンドン・ニューヨークツアー、ハイドンターゲなど、この夏はフィッシャーさんもハイドンフィルも大活躍でした。その活動を出来る限り紹介するために、バラートムも通常の連載記事はお休みしました。これらの記事は次号以降に再開いたします。

演奏活動が大きな成功を収めたのに対し、ニンバス・レコードの倒産はとても悲しい事件です。ハイドンフィル結成以来14年かけて録音したハイドン交響曲集の最後、第2集の発売数日前に経営破綻とは、何とも不運としか言い様がありません。現時点ではどうなるか全くわかりませんが、全交響曲の録音並びに編集が完了し、初回プレスも出来上がっている状態なので、業務を引き継いだ会社が流通させる可能性はあります。出来るならば、別のレーベルが版権を買い取って、ハイドン交響曲全集として一括して販売して欲しいものです。それを実現する唯一の方法はファンの要望です。皆さんも諦めずに、各レーベルに働きかけましょう。ファンクラブでは、詳細がわかり次第、皆さんにご連絡します。

次回は新製作「イドメネオ」をはじめ、フィッシャーさんのマンハイム2001/2002シーズンをレポートします。

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